身体測定
先日、むるぶしの乗り合いで釣り上げたオキナワオオタチ。
私的には、メガタチサイズだったのですが、船長に言わせると、まだまだらしいです><
しかし、折角釣ったのだから、精一杯ネタにします!!
まず、身長測定。
147cmでした。
死後硬直により、かなり縮むということで、釣った直後であれば150cmオーバーだったと信じています。
お住まいだった水深は160mぐらいです。
次に、体重測定。
1.6kgでした。
身長の割にかなり軽いです。
解体
上記の普通のサイズのタチウオであれば、腹を出して、えらを取って、、、
と進めるのですが、下記のサイズはどうしようもありません。
まな板にどうしてものらないですし、どう考えても、大きすぎるのです。
ということで、1枚のまな板をシンクに渡して、もう1枚は頭のところにおいて、さばきます。
まずは、大きすぎるので、お尻の穴のすぐ後ろ辺りで切断します。
変なところで切ると、内臓が出てくるので、あとが大変です。
ここから後ろはどこで切っても、内臓が出ないため、ぶつ切りにするだけです。
ということで、半分終わり。
鱗の無い魚は楽ちんです。
次は、頭周辺を触るのですが、歯に触ると、カミソリのように切れますので、要注意です。
腹出しです。
お尻の穴からエラまで包丁を入れます。
身が薄く柔らかいため、少しだけ入れれば切れます。
内臓を出します。(グロテスクなので別の記事にします。)
血合いに包丁を入れます。
次にエラを取ります。
頭を捨ててもよいのですが、とても美味しい出汁が出るため、とっておきます。
エラの赤い部分は、手で持てますが、白い部分はかなりトゲトゲになっています。
そこで、白い部分に触らないように、エラを持ち上げて、口裏の付け根と頭の下に包丁を入れます。
かなり硬いため、キッチンばさみでで切る方がやりやすいです。
エラと内臓を取り出したら、水で洗います。
上記で包丁を入れた血合い部分は、細くて深いため、使い終わった歯ブラシで磨きます。
次に頭を落とします。
普通のサイズのタチウオは中骨も簡単に切断できますが、これぐらいのサイズになると、切れません。
ということで、中骨まで包丁を入れたら、折り返して、骨を折ります。
その後、反対側から包丁を入れると、簡単に切れます。
これで、解体できました。あとは、料理するだけです。
3枚おろし
ここからは、薄くて長い以外は、普通の魚と同じです。
包丁を垂直に入れて、皮を切ります。
一番硬い皮を切ってしまうことで、骨に包丁が当たる感覚を感じながら、無駄なく3枚おろしに出来ます。
2、3回にわけて、中骨まで、骨と身を外していきます。
これで2枚おろしの完成です。
反対側も同様に切って、3枚おろしにします。
炙り
腹骨を取り除いてから、ぶつ切りにして、炙るためにお皿に並べます。
今回、頭から近い腹の部分でやりましたが、この部分は腹骨があるため、そのままバター焼きや塩焼きなどに使った方がよいです。
皮側から炙ると丸まってしまうのと、寄生虫がいることがあるため、身の方から炙ります。
次に、皮側を炙ります。
お店では、丸まらないように、串を打って炙るのが普通です。
家で食べるだけなので、これで良しという感じです。
あとは、一口大に切って、完成です。
普通に美味しかったのですが、
普通のサイズのタチウオより、脂ののりが悪いかな。
という印象でした。
ごちそうさまでした。