エアコン(空調)の温度設定について、仕事で扱うことが多いのですが、
最近、やっとわかってきたこと・・・
多くの人が心地よいところまで温度は下げず、
熱中症などで倒れる人が出ない程度で、
不快ではないところに設定するのが正しいのではないか。
ということです。
現在使っているエネルギーは有限ですし、
ほとんどの冷房は熱交換のため、
室内を冷やせば室外が熱くなり、
結果、地球環境は悪化します。
正しい温度設定に感じた所は、
東京の公共交通機関や
エコを実践している企業の執務空間
です。
そこからすると、
沖縄は低すぎると思うことが多いです。
理由は湿度が高いためということもありますが、
設定する人の理解不足ではないでしょうか。
ホテルや飲食店などのお店の空調の設定温度は、
お店で働いている人が決めます。
つまり、汗をかいて動いている人が
快適だと感じる温度25℃~24℃を設定します。
特に、制服のあるお店などで、
長袖が基本となっていれば尚更、
低い温度が心地よく感じます。
しかしながら、一般的には、座っている人は25℃では
寒いと感じます。
設定する人で、これをわかっている人はほとんどいません。
さらに、よくやっていて、大きく間違っていることは、
暑いから温度設定を低くするということです。
32℃の室温から、27℃までに冷えるまでの時間は、
27℃設定にしても20℃設定にしても同じです。
20℃に設定すると、空調は20℃まで
全力で冷やそうとするけれど、
ほとんどの場合、24℃ぐらいまでしか
冷やせる能力がないため、
全力で電気を使って空調を使うため、
電気代もあがりますし、
空調の機械の寿命も短くなります。
オートエアコンのついている車に乗っている人は
理解できていると思いますが、
沖縄の場合、軽自動車の割合が多く、
オートエアコンがついていないためか、
理解している人がほとんどいません。
設定温度の下げ過ぎるのを防ぐ方法は簡単で、
設定温度を26℃以下に下がらないように
リモコンを設定してしまうことです。
さらに、シーリングファンなど、
少しの風でも体に当てることで、
体感温度は2~3度さがります。
また、空調費は見える化されていることが少ないため、
小売店は冷やした方が売れ行きが上がるという所だけが、
注目されているようですが、
実際は、粗利より空調費の方が高くついていることが多いです。
この事を理解している経営者もほとんどいないという事が
問題なのだと思います。
そして、厚着している人(太っている)や
お酒を飲んで体温が上がっている人ほど、
暑いということを我慢しない傾向があるので、
その場合は、冷房の吹き出しの直下に移動してもらうか、
扇風機を貸し出してあげましょう。笑
子供達の未来のために・・・