観光地でポケモンGOをしている人を見て感じたことをまとめてみました。
きっかけ
家族で岐阜県の関ケ原の笹尾山に遊びに行きました。
関ケ原の合戦で石田三成が陣を構えたところです。
甲冑を着ることができる交流館もあります。
そこの広場で子供たちと遊んでいたら、スマホを持った大人たちが次々と来てはすぐに帰っていくので、その人たちを見ながら感じたことです。
観光地に興味はない
来た人は、ポケモンGOが目的なので、頂上まで徒歩5分の笹尾山を登りません。
半分ぐらいでアイテムが取れるらしく、スマホの画面しか見ずに、途中で引き返して帰っていきます。
ポケモンGOの思想的には、観光地に行って、そのついでにそこで遊ぶというのが最初にあるように思いますが、ポケモンハンターの方には、観光地には興味がないようです。
価値観は、人それぞれなので、観光よりもポケモンが上になってもよいと思います。
でも、場所(ARの設置された)を管理している側からすると、想定していない動きがあるのかなと。
個人的には目的外使用という意味ではやめて欲しいと感じます。
想定外の利用で仕事が増える
営業時間が決まっている公園などは、時間外に侵入してくる人に対して、警備の方が大変になっているようです。
ホームページのお知らせも更新されていることも多いですし、いろいろなところで仕事が増えています。
初めに動く人達が落ち着けば、観光+αの部分で活用されるかもしれません。
張り紙が増えて汚い
人は新しい問題が発生すると対応するため、張り紙が増えています。
張り紙はそのまま放置される傾向が多いため、街が汚くなると感じます。
そもそもスマホの画面しか見ない人に張り紙の効果があるかも不明です。
観光関連の方の考え方
役所の関係なのか、交流館の方なのかがいらしゃって話をされていました。
たぶん、レアなキャラクターを設置して欲しいとか、そいうことだと思います。
任天堂さんが、有料で対応するようになるのか、今後の展開があるのでしょうか。
○○城とかの有料施設にキャラクターがいるという話も聞きますし、経済効果もあるのかもしれません。
本来のARの使い方
笹尾山の頂上には、関ケ原の合戦の音声の説明や、そこから見える景色で、誰がどこに陣取っていたかの説明があります。
それこそARを使った方が面白いと思いますが、費用がまだかなり高いのでしょうか。
私的には歴史的な遺跡などでのARの活用が面白いなと。
石の基礎しかない遺跡でARを使うと、建物が見える。
自分の土地にARを設置する。
そんな使い方をgoogleさんが今後進めていくのではないでしょうか。
権利の関係
ARといっても、他人の土地に勝手に”誰かがそこに来て所有できるモノ”を置いてもよいのか。
法律的に家賃や維持費を請求できるのでしょうか。裁判になったら、、、なんてことも考えます。
任天堂さんという大きな会社ですし、想定していてやっていると思いますが、社会現象を起こす広告宣伝費としては安いものかもしれません。
すべては無価値
ポケモンに価値を感じる人は、それを収集することに意味があるのかもしれません。
私にとっては”ビックリマン”や”キンケシ”と同じぐらい無価値です。
何にどう時間をかけると楽しいのか。
大きな魚をゲットすることに価値を置く人、美味しい魚、綺麗な女性、ブランド品に価値を感じる人もいるのと同じです。
(株やビットマネーや円も同じかなと思ったりもします。)
人は、多くの人と同じに動き、稀少と思っているものを、自分も稀少と思って収集する傾向があるので、任天堂さんはテレビやメディアを使ってその辺りをうまく操作しているなと。
子供がみんな持っているから、欲しい。という欲望を大人たちにどうあおるか。
老人にグランドゴルフをさせるのと同じです。
自分は何をしたいのか
社会的に分業をして、蓄積されたエネルギーを使える今の世の中では、余暇の時間が余っています。
その余ったエネルギーをどこに向かわせるか。
なんとなく、もう少し良い方向に向かわせる思考があってもよいのかなと思います。
何をやっても良いのですが、他人を見て、
自分は人生で何をしたいのか。
それが理解できたらしあわせかなと。
思考がずれていきましたが、ポケモンGOをする人たちを見ながら感じたことでした。