カメラについて普通の素人ですが、
この数年のコンデジは画素数や
広角レンズ・明るいレンズで競争しすぎている気がします。
これは、ネットで情報を簡単に比較できたり比較記事がみつかるからでしょうか。
それよりは、メーカーがただの数値競争に行ってしまっている気がします。
何を撮って、撮ったデータを何に使うかが重要なのではないでしょうか?
・釣りの写真を取りたければ防水が手軽ですし、ビーチで子供を撮るにも必須です。
・室内で写真を撮るには明るいレンズが必要ですが、
昼間に釣りして撮るならレンズは暗くても問題ありません。
・広角レンズは風景を広く取れますが、
いっぱいに集合写真を撮ったときに、
周辺の人の顔が大きくひずみます。
また、画素数が大きいとひとつのセンサーが
小さくなりノイズも多くなる気がします。
例えば、私の主な被写体は、0歳と4歳の子供と魚釣り(笑)のため、
うちの主力のデジカメはFUJIFILMのF100fdと
PENTAX Optio WG-2 GPSです。
F100fdは1200万画素の1/1.6型CCD
WG-2は1600万画素の1/2.3型CMOS
これの意味は、画素は画素数の意味で、
1つのCCDやCMOSの上にあるセンサーの数です。
その後の分数の1というのは普通の写真のフイルム(35mm)のサイズで、
その大きさとの比較のため、分母が小さいほうがセンサーが大きいことになります。
(ただし、1/2は35mmの半分のサイズという意味ではありません。
ややこしい・・・詳しくはこちらをご参照ください。)
つまり、1/1.6型CCDの方が、1/2.3型CMOSよりも大きくなります。
さらに、1200万画素と1600万画素ということで、
WG-2のひとつのセンサーは、F100fdよりも小さくなります。
ゆえに、ひとつのセンサーあたりの光の量を考えると、
F100fdの方が多いため、光学的に有利です。
ただ、センサーの性能からすると新しいWG-2の
センサーがよいので、互角な写りだと思っています。
何に使うかと言う部分で、
はがきサイズで印刷することを考えると、
写真をトリミングするとしても
500万画素程度あれば本来は十分です。
(詳しくはこちら)
パソコンの壁紙やテレビで見るにしても
フルハイビジョン画質=1920×1080=2,073,600=>208万画素あればよく、
500万画素程度あれば十分です。
これが数字争いが無駄な理由です。
600万画素のF31fdが名機と言われていますが、
F100fdを買ったときに、廃盤だったF31fd・・・
今でも時々欲しくなります。
さらに、画質については、
レンズとセンサーだけでなく、
圧縮などの処理が、大きく影響します。
たとえば、FUJIFILMは青めで、SONYは派手など、
メーカーの癖が処理にあります。
GPSに飛びついて、SONYのDSC-HX5Vも買って使いましたが、
風景を撮るのは、綺麗に取れました。
でも集合写真なんかを撮るには、
広角すぎてゆがみがきつく、
あまり好きにはなれませんでしたので、
お嫁に行きました。
5年ぐらい前のカメラは、写真を撮ると言う部分で、
カメラの起動スピードや画素数やフラッシュや電池の持ちなどに
問題がいろいろとありましたが、今のものは、正直どれでも十分。
どのメーカーもわかっているから、
追加機能で勝負してきている。
今の流行は、ハイビジョンのビデオ。
ただ、輸出の関税問題があり、30分未満が最長となるものが多い。
これも日本で使う分にはメーカー勝手のくだらない理由。
と、色々書きましたが、
WG-2は、総合評価で良いカメラだと思います。
詳細は、公式サイトに任せるとして、
カメラメーカーらしい、細やかな作りをしています。
マクロ撮影のときに暗くなることを考慮して、
補助照明のLEDを付けるなんて、
他のメーカーにはないじゃないですか。
そういったところが各所に見えます。
一度は、遊んでみたい
スポーツのスローモーション撮影や
空や植物のインターバル撮影などなど、
くすぐられます。
色も追加しましたので、
そろそろ終わりかなぁというところですが、
ペンタックスは一眼、
オリンパスはコンデジ
の方向へと向かうみたいなので、
WG-2が最後の名機となるかもしれません・・・